すでに欧州で拡大したメガソーラーは、電力供給が深刻化する日本においても非常に注目される存在となっており、再生エネルギー特別措置法の施行以降、全国各地で建設が進められております。
太陽光発電所事業を運営することは、環境保全を通じた企業の社会貢献に加えて、地域活性化や市民の環境啓発活動にも発展する可能性を持っています。原子力の安全性に端を発した日本の電力不足は、代替エネルギーの一つとして再生可能エネルギーをクローズアップさせました。
休耕田や遊休地を活用して太陽光パネルを設置する大規模発電所(メガソーラー)は、火力発電所や原子力発電所に比べて比較的メンテナンスが容易である上、環境的側面からも極めて無公害に近いシステムです。弊社では再生可能エネルギー推進を目的として、メガソーラー事業を積極的に推進しています。
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メガソーラーか住宅用太陽光発電システムかにかかわらず、太陽光発電は発電を行う際に二酸化炭素を排出することがありません。
二酸化炭素と温室効果ガスは同義語であり、これを排出しないことで地球温暖化を緩和することができます。また、何らかの燃料を燃焼させた熱エネルギーによる発電でもないため、有害ガスが発生することもありません。
種類 温室効果ガス
排出原単位排出CO2を杉の木吸収に換算した場合
日本家庭の平均年間電力使用量3600kwh
※1電力全体の平均 約360g-
CO2/kWh化石燃料火力発電
全体の平均(石油、
石炭、天然ガスなど)約690g-
CO2/kWh太陽光発電の平均 約17〜48g-
CO2/kWh※1大きく成長した杉の木は1年間で平均して約14kgのCO2 を吸収するとされています
(出典:中央環境審議会 地球環境部会「目標達成シナリオ小委員会」資料、P.86) -
火力発電、水力発電、原子力発電など、色々な発電方法は大規模であればあるほど事故のリスクは大きくなります。
火力発電所ならば燃料を燃やしているため爆発や炎上といった事故のリスクがあり、原子力発電所はメルトダウンが代表的な事故です。風力発電は風を受けて発電しますが、落雷や台風の被害を受けやすいものです。
これに対して、メガソーラーはこのような事故が起きるリスクが小さいのです。燃料を利用していないだけに大規模な事故が起きることがなく、考えられるものは地震の津波で流される程度です。
それ以外の事故の際にもパネルが損傷するだけで済むため被害は小さく、近辺の住民の安全を脅かす可能性が非常に低く、また新たなパネルに取り替えることによってすぐに復旧することができます。 -
日本は資源に乏しい国です。
現在の主流である火力発電を行うためには化石燃料が必要であり、化石燃料に当たる石炭・石油・天然ガスは他国からの輸入に依存しています。さらに価格も高いのです。もし世界情勢の変化によって化石燃料が調達しにくくなった時、日本は発電の道を断たれてしまうことでしょう。
これに対して、太陽光発電は天から降り注ぐ太陽の光をエネルギー源としているため、燃料は無限大です。 -
メガソーラーは日が当っているところであれば
どこでも発電を行うことができます。したがって、遊休地などの誰も使っていない土地に設置することも可能です。遊休地には休耕地も含まれますが、例えば塩害などで利用できなくなった農地を使うことも可能です。
このほかにも、大規模な工事跡を利用するなど、そのままにしておいても何も生み出さないような土地を有効活用することができます。日本の土地面積は狭く、限られた土地を有効活用していかなければなりません。その意味において、メガソーラーが果たす役割は大きいでしょう。
「日本ファクター発電所」は、約1m×1.6mの太陽光発電モジュール(太陽光発電パネル)を7,837枚設置。
最大出力規模は2MW以上となる2110.5kWであり、年間の発電電力量は一般家庭約670世帯分の年間電力消費量に相当する2,341,756kWhを見込むメガソーラー発電所です。
無限な太陽の光エネルギーを直接、電気に変換して発電する太陽光発電システムは、化石燃料を必要としないので、二酸化炭素などの排出のないクリーンで地球環境に優しいシステムです。
■日本ファクター発電所 概要
所在地 | 栃木県芳賀郡 |
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出力規模 | 約2MW 設置容量:2,110.5kW(250kWインバータ8基) 発電した電力は、再生可能エネルギー特別措置法に |
年間予想発電量 | 2,341,756kWh/年 一般家庭約670世帯分の年間電力消費量に相当 |
連携日 | 平成27年3月26日(土) |